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達人 三橋美穂さん
健康は快眠から
睡眠のメカニズムを
知ることは
体のメカニズムを
知ること
人は、人生の1/3の時間を眠ることに費やしています。だからこそ、「眠り」と上手につき合い、心身ともに健康に過ごしたいもの。ストレスの多い現代社会にあって、毎日の眠りを“快眠”に変えるには、どんなことに心がければいいのでしょうか。快眠セラピストの三橋美穂さんに、睡眠のメカニズムと眠りについてのアドバイスをいただきました。
寝始めの最初の深い眠りをしっかりとれることが重要
 人はなぜ寝るのでしょうか。その最大の理由は、大脳の疲労回復です。脳は、人が起きているあいだは絶対に休むことがありません。ですから、徹夜をしたり、極端な睡眠不足が長時間つづくと、大脳が限りなく疲労し、判断ミスや集中力の欠如、代謝能力の低下など、体にさまざまな支障をきたします。では、長時間眠ればそれらがすべて解消されるかというと、そう単純なものでもありません。
 眠りにはリズムがあるのです。「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」、この2種類の眠りを交互に繰り返しながら人は眠っています。ノンレムは深く、レムは浅い眠り。この2つをワンセットにした眠りを約90分間隔で繰り返し、やがて朝を迎えます。そして、寝始めの最初に訪れるノンレム睡眠をしっかりととれることが、快眠にとってもっとも重要なのです。寝始めに深い眠りを得ることによって、そのあとにくる浅い眠りとがリズミカルに繰り返され、まるで新体操のリボンの波のように、流れよく目覚めへと導かれていくのです。
 俗にいう「寝つきがいい」人は、この最初の深い眠りがしっかりとれている人で、要は質のよい眠りができている人です。では、質のよい眠りを得るには、一体どんなことを心がければいいのでしょうか。
理想の寝姿は立っているときと同じ姿勢
 第一に上げられるのが、日中の過ごし方。そもそも睡眠の目的は、昼間に活動した体と脳の疲労回復ですから、昼間活発に体を使えば使うほど、睡眠の必要性が高まることになります。また、眠りは体温とも深い関係があり、昼間適度な運動をして体温を上昇させれば、その反動で夜には体温が下がり、自然に眠気が訪れます。デスクワークばかりで体を動かす機会が少ない人は、歩幅を5センチ広げて歩くだけでも、運動量は約1・5倍もアップします。
 次に、質のよい眠りを得る上で、体にダイレクトに影響するのが寝室環境です。なかでも大事なのが、「寝床内気候(しんしょうないきこう)」と呼ばれる寝床(ねどこ)の中の環境。温度約33℃、湿度約50%の状態がもっとも快眠が得られやすいとされています。
 また、照明も重要です。メラトニンと呼ばれる眠りを誘うホルモンは暗さに反応して分泌されるので、寝室の明かりは10ルクス以下(豆電球程度)にし、できれば顔に直接光が当たらないフットライトがお薦めです。
 寝具でこだわりたいのは、やはり枕とマットレス。理想の寝姿は、立っているときと同じ姿勢が保てることと、寝返りが自然に打てることの2点です。そのためには、硬すぎず柔らかすぎず、厚すぎず薄すぎず、体のラインに優しくフィットしてくれる枕とマットレスを選ぶことがいちばん。また、パジャマの生地にはオーガニックコットンやシルクなど、肌触りのいいものを身につけるだけでも、リラックス効果はぐっと高まります。
快適な目覚めは五感への刺激が効果的 こんな方法はいいの、悪いの?
 最後に、スッキリと目覚めるためにはどんなことをすればいいのでしょうか。それには五感の刺激が有効です。
 まずは「触覚」。お布団の中で手足をグーパーして体の末端に刺激を与え、徐々に体を目覚めさせます。次に「視覚」。窓を開けて太陽の光を浴び、その次は「聴覚」。テレビや音楽をかけたり、家族への「おはよう」のあいさつも聴覚の刺激には効果的です。最後が「味覚」と「嗅覚」。朝食を摂ることで血糖値も高まり、一気に体を活動モードに切り替えてくれます。
「よい目覚めはよい眠りから」といわれますが、睡眠のメカニズムを正しく知ることで、快適な眠りを実感してください。




 三橋美穂 みはし みほ
快眠セラピスト
心と体、寝具など、睡眠を多角的にとらえた柔軟な発想と知識、実践的なアドバイスで幅広い人気を得る。テレビや雑誌、講演や執筆、個人相談などを通じて、眠りの大切さと快眠への効果的な方法などを提案している。
ホームページ http://sleepeace.com
【著書】
『幸せを呼ぶ 快眠ヒーリング』 日本実業出版社
『快眠セラピー』 KKロングセラーズ
『快適睡眠術』NHK出版
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