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達人 安井レイコさん
家計にやさしく、
自分にやさしく、
地球にもやさしい
料理の作業効率をよくしたら、家計にもやさしく、地球にもやさしいなんてご存知でしたか。ちょっとしたアイデアや工夫で作業を減らすことで、エネルギーを節約して、その分は自分の時間や家計に反映させましょう。食卓でできるエコについて、地球環境を考えた料理を提案している料理研究家、エッセイストの安井レイコさんにお話を伺いました。
人間にやさしくないものは、地球にもやさしくない
料理を本格的に学ぶきっかけとなった のは、生ま れた子どもがアトピーを患い食事制限が必要だったからです。卵を含むすべてのトリ 製品、牛乳や乳製品、大豆製品など、ほとんどの食品に反応してしまいました。まだ授乳期の赤ちゃんですので母体から影響をあたえるため、自分が何を食べていいのかを調べたところ、アトピーやアレルギーについて詳しい料理教室を見つけました。その料理教室では油を極力使わない料理方法を教わり、料理を実践していくと、子どもの成長もありますが、だんだんと子どもの肌がきれいになってアトピーも改善されました。また自分自身の肌の状態がよくなる効果も現れました。油を使わない料理が体の中の血管をきれいにしてくれることを実感しました。その時、体にとって油が悪影響を及ぼすのであれば、キッチンからその油を排水することが川や海など地球も汚してしまい「人間にやさしくないものは、地球にもやさしくない」と気付いたのです。そのことを読売新聞「地球にやさしい作文コンテスト」に応募したところ優秀賞を受賞して、いろいろなところで取り上げられました。そのおかげで、「地球と環境」や「子育て」のことについての執筆依頼や、料理教室、講演などのお話をいただくようになりました。
「3つ以下の材料」「3つ以下の手順」が基本
4年ぐらい前から「簡単、キレイに健康に」をモットーとした、ローオイル、ノンシュガー料理のレシピを配信しています。
料理教室に来てくださる方は、基本としては料理に興味がある方で、料理を作ろうという意志を持っています。でも、世の中には料理を作ろうとすら考えていない方たちもいることに気付いたんです。
外食で済ませてしまったり、スーパーやコンビニのお弁当を買ってばかりでは健康にもよくありません。そこで、そんな方たちに自宅で料理を作ろうと思えるようなメニューを紹介したくてメールマガジンの配信をはじめました。現在登録者はおよそ4 7 0 0人を超えています。おそらく料理を作らない方は、「料理は手間のかかるものだから面倒」と思っているんですよ。だから私のメールマガジンで紹介しているレシピは、「3つ以下の材料」「3つ以下の手順」を基本にしています。それ以上だと難しく感じてしまいます。とにかく作ってみようと行動させることを大事にしています。
料理の手間を効率よくすると、おサイフの中もお得に。
料理の手順を少なくするというのは、私たち主婦にとっても重要じゃないですか? 私自身、子どもが3人いますし他の家事もあるので料理にかける時間は短いほど助かります。
じつは料理の手間を効率よくすると、おサイフの中もお得になるんです。素早く料理をするということは、加熱したり、洗ったりする時間を短縮します。それはエネルギー効率が上がるので光熱費、水道代などが浮き、省エネだからエコにも繋がるんです。微々たるものと笑われるかもしれませんが、これを毎日やったら1カ月、1年単位で数字として表れます。その分、節約できた時間とお金は自分のために使ったらいいじゃないですか。「家計にやさしく、自分にやさしく、地球にもやさしい」です。
野菜の皮むきは、必要ないかもしれません。
料理の手間を省くアイデアはいろいろあります。例えば「みそ汁」。皆さんはダシをとると思うのですが、それも省きます。具材は季節の野菜1〜2品を選び、ジャコかニボシを入れてしまうんです。そうすれば煮込むうちにダシも出ますし、具としても食べられます。シジミ汁のシジミようにジャコやニボシを食べる人、食べない人がいてもいいと思います。
それから野菜の皮むきも必要ないかもしれませんよ。もし「皮をむいた野菜のカレー」と「皮むきしない野菜のカレー」を出されたら気付く人はどれぐらいいるでしょう。それに皮むきすれば、むいた皮はゴミとなります。「食べられる物は食べる」は節約になるし、エコにも繋がります。昔の日本人は皮をむかない料理なんていくらでもあったわけですし、試してみてはいかがでしょう。
おそらく皆さんは料理について難しく考え過ぎているように思います。料理番組などに出てらっしゃる方々は、著名な料理家だったりするので、「野菜の皮はむかないでもいいですよ」なんて言えないと思いますが、味に大きな違いがないのであれば、工程を少なくして手間も時間も短縮することはいいことだと思います。それで気持ちに余裕ができたら、エコについて考えてみてはいかがでしょう。
メルマガで紹介したメニューは1200〜1300品
これまでメールマガジンで紹介したメニューは1200〜1300品にのぼります。いつも「どのようにメニューを考えるのですか?」という質問を受けますが、思いつきだったり、作りながら考えてます。また外食した時などにもアイデアが浮かぶこともあります。この料理の油を抜いて、品数を減らしても味は再現できるのかなどを試してみます。それで作っていくうちに別の料理になったりもしますが。先日は、「黒ごまスープ」を作ってみようといろいろと試行錯誤していたら、いつの間にかグレーの物体ができてしまいました。
本当に食べ物という色じゃないんです。その様子をインターネット・サービスの1つであるtwitterで「こんなグレーの物体ができてしまったんですが」って中継したら、みんなから「ダメ〜!」と反応され、さすがに子どもからも「お母さん、これはマンガとかに出てくる危険な食べ物だよ」と言われちゃいました(笑)
簡単エコレシピ -レンコン葛レモネード
素材そのままを生かした料理方法を
最初の「人間にやさしい、地球にやさしい」料理方法について話を戻しますが、料理に油を使うことを完全に否定しているわけではないんです。ただ使うのであれば、ごま油、オリーブ油など自然で搾られた油を適度な量で使うのがいいと思います。
それと調味料は、みそ、しょう油、塩が基本。砂糖はできるだけ使いません。「甘さ」がほしいなら、野菜そのものの「甘さ」が出るような調理方法にすればいいのです。例えば「にんじんのグラッセ」を作るには、砂糖やバターを大量に使ってしまいます。でも、にんじんをちょっとの塩で茹でただけでも「甘み」のある料理ができ上がります。なるべく素材そのままを生かした方法にすれば体にいいし、余計なエネルギーも使わずに済みます。野菜炒めを作る場合も最初に油をひかず、肉を熱して出てきた脂を利用したり、野菜を入れたらフタをして、野菜から出る水分で蒸すように加熱して、最後に香り付けでごま油をさっと混ぜたりします。
そうすると油もほとんど使いませんし、フタをすることで熱効率も上がるのでガスなども軽減できます。野菜の水分が少ないようであれば、先に少し水を入れてもいいですね。うちでは「水炒め」なんて呼んでます。
エコロジーでみんな仲良く「お鍋」がおすすめ
エコロジーな観点でいえば、これからの寒い季節にぴったりな「お鍋」が一番。野菜もたっぷりととれて、何よりも体が温まります。お鍋の熱で部屋中が暖まるから暖房も節約。食器も少なく洗うのも楽。何よりもみんなで集まってお鍋を囲むのは楽しく、元気になりますよね(囲み記事に安井さんがおすすめする「ゴマ味噌キムチ鍋」のレシピを紹介しています)。
皆さん「強火」というとコンロのレバーを最大にしますが、それは間違いです。鍋の大きさ、底の径によって強火は異なります。鍋底の径内いっぱいに火が当たった状態が強火です。
鍋底の径から火がハミ出てしまっても火の強さは変わりません。その分エネルギーを無駄にしているので気をつけてください。それから、鍋もフライパンもフタをすれば少ない熱量で調理できるのでお忘れなく。
熱量を無駄なく使うアイデアとして、カレーやシチューなどの煮物はある程度の火が通ったら止めてしまい。鍋を新聞紙や毛布などでくるんで保温状態に。朝作っておけば夕方にはすっかりでき上がっています。それに料理は熱が冷める状態で味がしみ込んでいくので、おいしい煮物ができますよ。
簡単エコレシピ -ゴマ味噌キムチ鍋
立ち止まっていたら、いまよりも良くならない
なんじゃないでしょうか。立ち止まっていたら、いまよりも良くなることはないんです。
もしも100のことをしなければいけない場合、1人で100のことを行うのは大変ですが、100人が一緒に1つのことをすれば簡単に終わります。「1日1エコ」じゃないですが、小さなことでも継続することが大事なことです。皆さんも食卓からエコをはじめてみませんか?
安井レイコ(やすい・れいこ)料理研究家、エッセイスト

1992年に読売新聞「地球にやさしい作文コンテスト」優秀賞受賞をはじめ、数々の受賞歴を持ちカリスマ主婦ライターとして注目を集める。環境省のチーム・マイナス6%「うちエコ!」に選出され、環境を考えた料理を提案。「うちエコ!ごはん」という食と環境を考える独自サイトを立ち上げる。
「簡単、キレイに健康に」をモットーとした、ローオイル、ノンシュガー料理を毎日メールマガジンで配信。各メディアにて出演、執筆、講演など多岐にわたり活躍。
公式サイト:http://www.yasui-reiko.com/

公式ブログ:http://ameblo.jp/yasui-reiko/

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